東京地方裁判所の裁判傍聴に行ってみた感想をレポート。初心者のための流れやアクセス等も

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先日、ちょっとしたきっかけがあって裁判傍聴をしたくなり、東京地方裁判所に行ってきました。

初めての裁判傍聴は、思っていたのと少し違う部分もあったけど、良い経験になったと思ってます。

そこでここでは、同じように裁判傍聴に興味がある人向けに、感想や流れ、裁判所へのアクセスなどを紹介していきます。
(撮影は禁止されていたので写真が載せられないのがちょっとあれですが。)

 

裁判傍聴に対してはいろんな意見を持つ人もいるかもしれませんが、個人的には多くの人が一度は経験してみてもいいんじゃないかと思います。

基本的に誰でも無料で入れるので、あまり重く考えず気軽に行ってみるのがおすすめです。

 

ちなみに、個人的に裁判傍聴に行ってみたいと思ったきっかけは、「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」という裁判傍聴のマンガを読んだことでした。
これは主人公の営業マンが、外回りの途中でいろんな裁判の傍聴をするという物語。

裁判傍聴の基本的なことも紹介されているので、まず雰囲気を知りたい人は、このマンガを読んでみるのもおすすめです。

 

 

東京地方裁判所の時間やアクセス

まず、裁判が行われている時間は、基本的に平日の10時〜12時、13時〜17時まで(ビル自体は10時前から入れるようです)。

なので、この時点で土日休みの社会人の人にはちょっとハードルが高いかもしれませんが、1時間程度の短時間で体験することも可能なので、お昼休みとかに行くこともできますね。もしくは、有給を利用して行くとか。

 

東京地方裁判所へのアクセスですが、最寄り駅は東京メトロ丸の内線の「霞が関駅」A1出口。他にも、10分程度歩くことにはなりますが、日比谷や銀座、有楽町あたりから行くことも可能です。

建物は民事と刑事で建物が別れているようです。
日比谷公園から見て手前側にあるのが、民事裁判が行われている建物。
日比谷公園から見て奥側にあるのが、刑事裁判が行われている建物です。

 


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傍聴の流れ・裁判の選び方

1)手荷物検査

まず建物に入ると、最初に手荷物検査があります。ポケットの中にあるスマホや鍵などを出して、さらにバッグを預けて、自分もゲートを通ります。

問題なければここは一瞬で終わり、荷物を受け取って、次は受付へ。

 

2)開廷表から見たい裁判を選ぶ

受付で、開廷表からその日に行われる裁判の情報を確認することができます。
受付の台にファイルが置かれているので、チェックしてどの裁判を傍聴するか決めましょう。

おすすめは、「地裁」「刑事裁判」「新件」、かつ「裁判員裁判」があれば裁判員裁判。

 

理由は、ざっくり言うと、高裁は地裁で行なわれた裁判の判決に対して控訴された場合に行われる裁判になるので、そもそもどんな裁判なのか内容が分かりづらいため。

そして、民事は離婚や慰謝料など、わりと地味な内容のものが多いため。

「新件」とは、裁判の第1回目ということ。つまり最初からどんな事件だったのかなどちゃんと説明してくれるので分かりやすいため、です。

 

気になる裁判、時間に合う裁判を見つけたら、部屋番号を確認しましょう。

見方など分からないことがあれば、受付にいる人に聞けば教えてくれます。

 

3)10分前に裁判が行われる部屋へ

開廷表に○○○号室と書かれているので、エレベーターでその部屋へ向かいます。

ちなみに開場されるのは約10分前から。ただ人気の裁判の場合は並ぶ人もいるようなので、少し余裕を持って行くのがおすすめ(満席になると入れません。立ち見もNG)

「傍聴人入口」と書かれたドアから入ります。

席数は、今回入った部屋は20席程度と、想像していたよりも少なかったです。他には大きい裁判(注目度が高い裁判?)が行われる際には、もっと倍以上席のある部屋で行われるようです。

 

4)開廷

席に座って待っていると、弁護士と検察官が入ってきます。
そして、多くの資料をテーブル?に広げて準備。
この時間は静かで、お互いけん制し合っているのかわりと緊張感のある雰囲気です。

そして最後に裁判官が入ってきて、「開廷します」と号令。
傍聴人も全員起立して、裁判が始まります。

そして、手錠をかけられた被告人が、警備員に両脇を抱えられて入廷。

最初は、裁判官から「黙秘権」についての説明があります。
その後、検察官から事件の概要説明、そして被告人への質問、弁護士の答弁など。

 

見に行ったときは、特に大きな展開はなくお互い揉めることもなく進み、最後に次回の日程を決めてあっさり終了。開廷から20分程度でした。

ちなみに、傍聴人は裁判途中での出入りも自由。でも、途中から入ってくる人がいるとやっぱりちょっと気になるし、裁判官らもちらっと見てたりします。

 

ランチは裁判所の地下で

ちなみに、もし時間に余裕があれば、東京地方裁判所の地下1階で食事ができるので、ここでランチを食べてみるのもおすすめです。

定食やカレーなどが食べられる食堂に、洋食プレートランチなどが食べられる喫茶、またコンビニも入っています。

行ったときは食堂でカレーを食べたけど、味はまあ普通ですね。でも、何か裁判所でランチを食べるというのもなかなか無い経験だと思います。

一緒に食べている人たちの中に、裁判官や弁護士、検察官たちも普通にいるようなので、それも何か不思議な感じです。

 


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初めて裁判傍聴を体験した感想・想像と違ったところ

若い人も多くて意外と満席に

今回は2つの裁判を傍聴しましたが、1つ目は20席ほどの部屋で開廷時にはすでに満席になりました。まあどれくらい人が入るかは裁判の内容よっても変わってくるかもしれません。

法学部?の学生が勉強にきているのか、若い人も多かったです。メモを取っている人もいました。

 

※ちなみに、紙やペンを出してメモを取るのはOK。ノートパソコンでメモを取るのも許可されているようです。
ただ、録画や写真撮影はNGで、スマホは電源を切っておかなければいけません。

 

やっぱりドラマのような裁判は少ない

今回傍聴した2つの裁判もそうですが、ドラマのような「異議あり!」的な言い争いだったりは全然なくて、被告人もすぐに「認めます」、弁護士も「異議ありません」とあっさり認めて終了しました。

もうちょっと白熱する感じを見たいとは思っていたものの、やっぱり現実の裁判の多くは、わりとこうやって淡々と進んでいくのだと思います。

 

ただ、最初に紹介していたマンガ「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」は、原作者が体験した裁判傍聴の内容をもとに作られているのですが、ここにはさすがマンガになるだけあって、印象的な裁判が多く存在します。

裁判官や弁護士、検察官にもそれぞれ個性があり、名物といわれているような人もいるみたいです。

その原作者と同じように何度か傍聴に行っていると、驚くような裁判を目にすることもあるかもしれません。
実際、そんな裁判を求めてか、裁判傍聴に毎日のように通う常連、傍聴マニアの人もいるみたいです。

 

法や罰のリアルさは体験できる

個人的にも実際に行ったのは1回だけだし、裁判傍聴で何が学べるのか、というとはっきり言葉にはしづらいですが、実際いまの世の中は事件を起こした人はこうやって裁判で裁かれていく。その仕組みをリアルに目にするのは、大人にとっての社会見学というか有益な経験じゃないかと思います。

 

以上、東京地方裁判所での裁判傍聴についてでした。興味がある人は、ぜひ行ってみてください。


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